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駒の価値は序盤・中盤・終盤で変わる?駒の損得よりも大事なもの

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この記事では、駒の価値の考え方・大駒を切るタイミングなどについて説明していきます。

 

将棋では駒の交換になる場面が多々でてきます。

「飛車で桂馬をとれるけど、飛車がとられるから桂馬はとらなかった」

駒自体の価値を考えると、この判断は一見正しいですよね。

 

でも、間違っている可能性もあります。

 

なぜかというと、駒の価値は局面によって変わるからです。

じゃあ、どうやって駒の価値を知るのか。

それをこれから説明していきます。

これを知るだけで、今までよりも有利に運べる局面が増えますよ。

 

駒の価値とは

駒の価値とは駒の働きの大きさです。

基本的には多方向に大きく動ける能力の高い駒のほうがより働きが大きくなりやすく、駒の価値が高いとされています。

そして、価値の高い駒をたくさん持っている方が、その後の局面を有利に展開しやすくなると言えるでしょう。

ただし、ここで注意してほしいのが、駒の能力と駒の価値はイコールではないということ。

 

たとえば、

「あと桂馬が一枚あれば玉を詰ますことができる」 などの局面では、飛車よりも桂馬のほうが価値が高くなります。

 

基本となる駒の価値

初心者のうちは、「どの駒がどれだけ強いのか」なかなかつかみにくいかもしれませんが、そんなときは駒に点数をつけて可視化してみるのも1つの方法です。

一例ではありますが、谷川浩司九段は駒の価値についてこのように示しています。

 

価値成ったときの価値
112
香車510
桂馬610
89
9-
1315
飛車1517

 

これによると、「桂馬と銀の交換は銀のほうが得」、「大駒と『銀・桂』の2枚交換はほぼ互角」と読み取ることができます。

なお、歩~銀までの成駒が金より価値が高いのは、同じ金の動きをするのに相手に取られた場合は元の低い価値の駒に戻るためです。

 

序盤は歩1枚の差でも重要

両者ともに玉を囲ったり、戦いの準備を進めたりしている局面を序盤といいます。

序盤では特に上で説明したような駒の価値を重視しながら局面を進めたほうが良いでしょう。

 

とくに、大駒を切る手は大きく駒損してしまうので良くありません。

たとえば、飛車と金を交換は谷川九段の説明を借りれば桂馬1枚分損するかたちとなります。

 

序盤早々にリードされてしまっては、相手にずっと有利を保たれたまま押し切られてしまいやすいです。

とりあえず序盤では切れるタイミングがあっても大駒は切らないようにしましょう。

 

中盤は駒が働いているかを見る

いくつかの地点で駒がぶつかるようになってきたら中盤戦の突入です。

ここからは駒の価値が局面によって大きく変わってきます

 

たとえば「桂馬があれば相手を上手く攻めることができるのにな」と思った経験はあるかと思います。

そんなときは金や銀と桂馬の交換は十分に考えられます。

駒損にはなりますが、相手を攻め崩すことで形勢を逆転できるからです。

 

ただし、ここでも大駒は、明らかに有利になる場合でなければ切らないほうが良いでしょう。

 

終盤は相手を詰ますことができるかが重要

成駒ができ、いよいよ玉の周りに火がつき始めたら終盤戦の突入。

ここまでくると詰むか詰まされるかの勝負となりますので、中盤以上に駒の価値は揺らいできます

「銀があればほぼ詰みそう」という局面であれば、例え大駒だとしても迷わず切って勝負したいところです。

 

守りに関しても同様で、「金があれば上手い受けがある」というような局面での一番価値の高い駒は金ということになります。

 

まとめ

序盤で駒を損してしまうと、相手にそのリードを保たれたまま押し切られてしまう可能性がありますので、まずは駒の損得を重視したいところです。

 

しかし、将棋はどんなに駒を取られようが最終的に相手玉を詰ませたほうが勝ちになりますので、相手玉に激しく迫れるのであればそういった駒のほうが価値の高い駒といえます。

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