飛車|基礎知識と使い方

飛車についての基礎知識

飛車の表と裏

には「飛車」

には「龍王」

と書かれています。

※龍は常用外漢字なので新聞や書籍などでは竜を使うことが多い

飛車・龍王の読み方

飛車は「ひしゃ

龍王は「りゅうおう

と読みます。

飛車・龍王の由来

飛車は香車の強化版として創られた駒のひとつです。

反車という前後にどこまでも動ける駒もあったようです。

飛ぶように動く車という意味で名付けられました。

 

龍王はもともと飛車とは関係のない別の駒でしたが、

現在の一般的な将棋とされる本将棋がつくられるときに、飛車の成り駒に採用されました。

駒がいかに強力なのかを表すために神獣である龍の王という意味で名付けられました。

 

※由来は諸説あります。

 

飛車の動き

飛車は前後左右にどこまでも動けます。

成ると龍になり、飛車の動き+ななめに一マス動けます。

(飛車・龍どちらも駒を飛び越えることはできない)

 

飛車の価値

玉を除き、もっとも価値のある駒です。

二つある大駒のうちの一つで、どの駒よりも強力です。

 

こちらは谷川浩司九段が示した飛車の価値です。

価値成ったときの価値
112
香車510
桂馬610
89
9-
1315
飛車1517

飛車の使い方・手筋

飛車を使うときの基本

  • 攻めに使う

飛車は斜めに動けないため守りには向いていません。

攻めに使い、相手陣にはいってこそ真価を発揮します。

  • 攻めの軸にする

飛車は攻めの軸として最適な駒です。

現に、ほとんどの戦法は飛車を攻撃の軸として考えられています。

 

飛車の手筋

使いやすい基本的な手筋を4つ紹介します。

十字飛車の両取り

飛車の中でもっとも知られている両取りの手筋です。

十字に働いている飛車を十字飛車とよびます。

 

下図のように3つの駒を取れる飛車はスーパー十字飛車と呼ばれることも。

ちなみにこれは羽生善治名人によって打たれた手です。

 

二枚飛車

終盤で玉を詰みにかかるときに使う手筋です。

”二枚飛車に追われる夢を見た”と、悪夢として扱われるほど強力です。

1

Picture 1 of 4

 

飛車の押し売り

十字飛車の一種で、飛車の効きをずらすときに使います。

1

Picture 1 of 4

 

飛車を飛車で受ける

相手が飛車で王手をかけつつ、同じラインの駒(下図の場合は香車)の両方を守る手筋です。

1

Picture 1 of 4

 

 

飛車に関する格言

  • 飛車は十字に使え

飛車の働きを最大限引き出せという格言です。

 

  • 飛車先の歩交換三つの得あり

飛車先の歩を交換すると、飛車道が開ける・歩を持てる・他の駒の効きが増える、の三つの得があるという格言です。

 

  • 王飛車接近すべからず

飛車と玉が近いと同時に狙われて飛車を取られるぞ、と戒める格言です。

 

  • ヘボ将棋、王より飛車をかわいがり

必要以上に飛車を大事にしすぎるなという格言です。

 

  • 内龍は外龍に勝る

相手陣の内側にある龍と、外側にある龍はその働きに雲泥の差があるという格言です。

 

  • 仕掛けの筋に飛車を振れ

仕掛ける筋に飛車を振ると攻めがつながって上手くいくという格言です。

 

  • 二枚飛車に追われる夢を見た

二枚飛車がどれほど強力なのがを表した格言です。

 

  • 自陣飛車に好手あり

縦筋が通っているなら中途半端な位置に飛車を打つより、自陣から打ったほうが好い手になりやすいという格言。

 

  • 竜は敵陣に馬は自陣に

竜は相手陣におき、馬は自陣におくのが良いという格言です。

これは相手陣では馬のななめにどこまでも進めるという強みが生かせないためです。

 

  • 攻めは飛角銀桂守りは金銀三枚

攻めるときは飛車・角・銀・桂馬

守りは金銀三枚

と、理想とされる攻守のバランスを示した格言です。

 

  • 大駒は離して打て

飛車や角などの大駒は他の駒とは離して打てという格言です。

これは、大駒のどこまでも進めるという強みを生かすためと、合いごまで受けられたときに大駒が取られてしまうのを防ぐための二つの理由からです。

 

格言から分かる飛車の使い方

  • 十字に使え
  • 飛車先を交換しろ
  • 王と飛車は離せ
  • 飛車より玉を大事にしろ
  • 龍は相手陣におけ
  • 攻めに参加させろ
  • 相手の駒と離して打て

更新日:

Copyright© ひよっこ将棋部 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.